【自己規律】誘惑に負けた先を想像すれば、欲求に打ち勝てるようになる

自己規律と聞くと、あなたはどう思うでしょうか。

自分を律するとか、めんどくさそう。いい習慣やルールを守った方が良さそうな気もするけど、大変そう。毎日同じルーティンとか、意識高い系みたいなことをして、そういう人生ってつまらなくない? そんなふうに思われるでしょうか。

……そう。頭では「退屈だ」なんて思っていても、いざスイッチが入った時の爆発力だけはすごいんですよね。

たとえばダイエットしようと思い立った時のあの熱量、すごくないですか。

「よし、頑張って痩せてモテるぞ」とか、「自分に自信をつけるぞ」、「自己否定しない自分になるために変わるんだ」って。

それでいざ走り出したり、ヨガを始めたり、厳しい食事制限に取り組んでみる。ですが、結局三日坊主でやめてしまった。そんな経験はありませんか?

この「続かない」という現象こそが、私たちが自己規律に対して抱いているイメージそのものかもしれません。

そんな時、自分の中の理想の自分が冷徹にこう言い放つかもしれません。

「……フッ、よかろう。そのダイエットの意思、認めようぞ。だがな……貴様が数日間、汗を流して食事を制限したところで、それはDIOがジョセフ・ジョースターの血を吸う前に一度唇を舐めただけに過ぎんのだッ! 結局、貴様は今まで食った食パンの枚数すら覚えていないだろうッ!無駄無駄無駄! 」

DIO様ならこれくらい突き放してくるかもしれません。(笑)

でも、安心してください。

毎日同じルーティンを繰り返すとか、意識高い系の行動を続けるのは、傍から見ればつまらなそうに見えるし、そもそも人間にとって非常にハードルが高いことなんです。

「習慣づけって本当に難しいなぁ」と思うこと、誰にだってあります。

だからこそ、今日はその根性論ではない話をします。

もしあなたが今まさにそう感じているのなら、今回の話はきっと役に立つはずです。

どうすれば「食ったパンの枚数(努力)」を数えることなく、自然に自分を変えていけるのか。ぜひ最後まで読んでみてください。

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「自分に打ち勝つ」の反対は?

確かに、自分を律することは難しいです。それは言うまでもありません。

ストア派の哲学者セネカは、こう言い残しています。

最も強い人間とは、自分自身に打ち勝つ人間のことである。

── セネカ

自分に打ち勝つ。言葉にすると簡単ですが、やるのは難しいですよね。じゃあ「自分に打ち勝つ」の反対は何かというと、自分の欲望に負けるということです。

お酒を飲んじゃいけないと分かっているのに飲んでしまうとか、ダイエット中なのに食べてしまうとか。

この「自分に打ち勝つのは難しい」という心理を利用したダイエット方法が人気を得ていたりします。

過去に本で読んだのですが、それが1週間に1度チートデイ(気晴らしの日)を作るというやつです。

なるほどと。1週間に1回だけ好きなものを食べてもいいなんて、頑張った自分へのご褒美でもあるし、「いいことしたからこれぐらいいいよね」みたいな、よく心理学で聞く話だったりしますよね。

1週間に1回好きなものをたくさん食べても健康でいられて痩せるのであれば、自分に許可を与えられるわけだから、頑張りがいがありそうな感じしますよね。


チートデイの帰り道で気づいたこと

私はこれを読んだ時に、自分がすごくやっていたことを思い出しました。今もたまにやっているのですが。

私は普段1日1食なんです。かれこれ8年ほど、24時間に1食のペースで続けています。

人と食べる時は違いますが、一人での行動の時は基本的に1日1食です。

そんな中、たまにストレスを感じた時に食べ放題に行って、カレーを3杯、キャベツを500g、鶏むね肉を300g、ブロッコリーも2つ分食べて、お酒もそれなりに飲む。元を取ろうと言わんばかりにたくさん食べるわけです。

もしくは、1週間食べたくて仕方がなかったものをリスト化して、一度にそれを全部食べたりだとか。ポテトチップスを買って、普段はスナック菓子を食べないようにしていたのに「たまにはいいか」と思ってベビースターラーメンとかピーナッツ系を買ったりだとか。

「普段健康に気を使っているから大丈夫でしょ」と自分に言い訳をしてしまう。

ですが、実際にチートデイをやってみると、あることに気づくんです。

普段自分なりに頑張っていればいるほど、暴飲暴食や外食をした後の帰り道で、虚しさと罪悪感に苛まれてしまうということに。

もしこの気づきを最初から持っていたら、チートデイという仕組み自体を疑えていたと思います。

そしてここで大事なことに気づきました。私たちが何かにチャレンジする時って、本来は成し遂げたい目標があるはずなんです。

でも継続しているうちに、なぜかその目標ではなくて、チートデイを満たすことが目標にすり替わってしまう

「もうすぐチートデイだから、チートデイのために頑張ろう」──いやいや待ってくれ、そもそも痩せるために頑張ってたんじゃないのかと。

この「目標の逆転現象」に気づけたことが、私にとっては一番大きな収穫でした。


誘惑に負けた先を想像すれば、欲求に打ち勝てる

ここからが今日の結論です。

誘惑に負けた先に自分がどうなるかまで想像すれば、欲求に打ち勝てるようになる。

なぜこれが大事かというと、人間は快楽への衝動が湧いた時──飲んでもいい日じゃないのにお酒が飲みたいとか、自炊するのが面倒で今日くらいコンビニで買おうかなとか、なんか寂しいから少し外で飲もうかなとか──そういった衝動が来た時に、流されてしまうのが普通だと思います。

ですが、その衝動に流された先にどうなるかまで想像してみると、抑えた時のメリットの方が大きいと気づけるんです。そうなると、誘惑に負ける理由が見つからなくなるという、とてもいいサイクルに入ってきます。

自己規律をしっかり守っている自分自身が「真の嬉しいこと」に変わるんですね。

逆に、自分に負けて誘惑に陥ってしまった時に、「ああ、やっちまったな。

何やってんだろう」という後悔が生まれるようになる。

これは一見ネガティブに聞こえるかもしれませんが、とてもいいサインなんです。

なぜかというと、後悔を感じるということは、過去の自分だったら何も感じなかったことに対して「これじゃダメだ」と思える自分になっているということだから。

つまり、自分自身が成長している証拠なんです。


仕組みで衝動を弱める──私がやった実験

じゃあこれはただの精神論なのかというと、そうではなくて、私自身が実体験として確認したことなんです。

先ほどお伝えしたように、チートデイのたびに虚しさと罪悪感に苛まれていました。

そこで試しに、その虚しさと罪悪感を忘れないようにメモしておいて、次のチートデイの前にGoogleカレンダーの通知が届くようにしたんです。

さらに、ChatGPT──通称チャッピー君に「あの日こういうふうに罪悪感を感じたんだから、忘れないようにしてね」と通知してもらうようにもしました。欲求が湧いた時に「ちょっと過去の話を教えてくれない?」とAIに聞くと、それを教えてくれるんです。

そうしたら、その通知やフィードバックを見た時に、気晴らしをしようという気がなくなってしまったんですね。

つまり、「誘惑に負けた先にどうなるか」を事前に思い出せる仕組みを作るだけで、衝動そのものが弱まったということです。

よくコンビニで買い物癖がある人は、そもそもコンビニが目に入らないようにしようという話がありますが、それに近い考え方だと思います。

基本的に、人間の意志力は当てにならないですから。これは誰であっても同じです。

余談ですが、こうした衝動が湧いた時はだいたい塩分不足だったりするという話を聞いたことがあるので、今は衝動が湧いた時に味噌汁を飲んでみるということを試しています。

科学的なエビデンスがあるかと言われると正直分かりませんが、体に悪いものではないので、試してみてから決めようかなと。

興味があれば、やってみてください。


自己規律を保つ3つのステップ

では、具体的にどうすればいいのか。3つのステップでお伝えします。

ステップ1──衝動に負けた後の自分を想像する

衝動が湧いた時に、目を閉じて「その衝動に負けた後、自分がどういう気分になるか」を鮮明に想像してください。

私の例で言えば、チートデイの後の一人の帰り道で虚しくなっている自分を想像するわけです。「ああ、またやってしまった」と思っている自分の姿を、ちゃんとイメージする。

ステップ2──本来の目的を思い出す

そもそも何のためにその習慣を始めたのか、本来の目的を思い出してください。

ダイエットだったら「なんで痩せようと思ったんだっけ」と。痩せること自体が目的ではなくて、痩せた先にある自分の体のパフォーマンスを上げたいとか、自分に対して自信をつけたいとか、そういう最初の動機に戻るということです。セールスコピーライティングの世界では「ベネフィット」と呼んだりしますが、手段の先にある本当の目的を見失わないことが大事です。

ステップ3──仕組みで自分に思い出させる

過去に誘惑に負けて虚しくなった経験をメモしておいて、カレンダーやAIの通知で定期的に自分に思い出させる仕組みを作ることです。

私はこれが一番効きました。

必ず思い出せるので、「いかんいかん、また同じ過ちを繰り返そうとしている」とちゃんと抑えることができます。

そして代案として「今は塩分不足かもしれないから味噌汁を飲もう」とか、違う手段で対処することもできるようになります。


もちろん、ストレスを抱えすぎるのは良くないです。

一回抑えようとしても、「これはストレスを感じているな」と思った時は、あえて食べるという実験をしてみて、翌日以降で調整するようにしたりもしています。

必ず抑えなければいけないと自分をがんじがらめにするのではなく、自分がご機嫌でいることが大前提として大事です。

そういう場合は、そもそもの目標設定が間違えている可能性や、ちょっと頑張りすぎている可能性もあります。

疲れて何も動けなくなるくらいなら、少し自分を解放してあげる。その代わり、翌日以降必ず調整する。

こうした柔軟なルールの中で、やった後の体感をちゃんと残しておいて、また改善していくというステップを繰り返していけばいいのではないかと思います。


今すぐできること

今すぐできることを3つお伝えします。

1つ目:今自分が抑えている衝動について、「負けた後の自分」を想像してみてください。

そういう自分でいたいでしょうか。理想の自分から今の自分にアドバイスするような形で、想像してみてください。

2つ目:その習慣を始めた本来の目的を、紙でもスマホのメモでもいいので書き出してみてください。

3つ目:もしやっちまった時は、自分を責めずに「次頑張ろうね」と自分自身を励ましてほしい。

これが一番大事です。


今回は「自己規律」をテーマにお伝えしてきました。

大事なのは、誘惑が実際にどういう状況を引き起こすかまで考えること。

衝動に流されるよりも、抑えた時のメリットの方が大きいと考えることができれば、人はその衝動に打ち勝てるということ。

もしあなたが何か目標があって、そのために衝動を抑えようと頑張っているのであれば、それは本当にすごいことですし、ぜひ応援したいと思います。

しかしながら、もしある日、ふと衝動に駆られ欲望に負けそうになった時には、何のためにその習慣を始めたのかを思い出して、今その衝動に負けたら自分がどういう気分になるのかを、目を閉じて想像してみる時間をとっていただきたいと思います。

そうすれば、遅かれ早かれ、欲望に負けた後に虚しくなる自分のことを想像できるようになり、自分の欲求に打ち勝てるようになるはずです。もしやっちまった時は、自分を責めずに「次頑張ろうね」と自分を励ましてください。

最後に、セネカの言葉を。

人生が短いのではない。我々がそれを短くしているのだ。

── セネカ『人生の短さについて』

一瞬の快楽のために、本来目指していた自分を遠ざけてしまう。それは、人生を自分で短くしてしまっているのと同じかもしれません。

今日も、過去を悔やまず、未来を憂えず、今の最善に全力を尽くしてまいりましょう。

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