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なぜ私たちは、他人の行動にイライラしてしまうのか
朝起きたくない。会社の上司が苦手だ。アルバイト先のパートさんとの関係がしんどい。SNSのいいねが伸びない。広告に変なコメントがつく。
日々、私たちはさまざまなストレスにさらされています。そしてその多くは、他人の言動や反応、つまり「自分ではどうにもできないこと」が原因になっていることに気づいているでしょうか。
ストア哲学という古代ギリシャ・ローマの実践哲学に、こんな言葉があります。
無敵の人間とはどういう人か。理性で選びようのない事柄には一切動じない人である。
── エピクテトス
「ちょっと何言ってるか分からない」と思いますよね。私も最初はそうでした。
でも、これを私なりに解釈すると、こうなります。
自分の理性で判断できないことは、放っておきましょう。
コントロールできるものと、できないもの
ストア哲学では、「コントロールできるものと、できないものを分けなさい」という教えがあります。そして、「自分が集中すべきは、コントロールできることだけ」だと。
たとえば、こんなことを考えてみてください。
コントロールできないもの:
- 他人の感情
- 他人の行動
- 他人の反応
- 投資の結果(株・FX・自動売買ツール)
- お客様が集まるかどうか
- SNSでいいねがつくかどうか
- フォローされるかどうか
コントロールできるもの:
- 自分の解釈の仕方
- 自分の捉え方
- 自分がどういう対応・行動・言葉を選ぶか
- 自分の意思で判断・選択・実行すること
私たちは、どうしても外の世界の反応に振り回されがちです。私自身もそうでした。でも、外の世界の反応に振り回され続けると、自尊心が削られていくし、息苦しくなっていきます。
一方で、自分のコントロールできることに集中するとどうなるか。たとえば私の場合で言えば、音声で話す、ツイートを1つだけ投稿してみる、本を1ページだけ読んでみる、移動中は歩いて健康的な生活を心がける。こうした小さな行動は、すべて自分で選択できます。
それを積み重ねていけば、人生の方向性さえ定まっていれば、自分がたどり着きたい場所に近づいていける。私はそう思っています。
「プロアイレシス」という力
この「理性を働かせて判断する力」を、ストア哲学ではプロアイレシスと呼ぶそうです。私も今回調べていて知ったのですが、かっこいい響きですよね。
これから私たちは、理性を働かせて判断するときに「今、私はプロアイレシスの力を鍛えている」と言ってみてはいかがでしょうか。きっと周りから「何言ってんだ、こいつ」と思われるかもしれませんが。
冗談はさておき、このプロアイレシスの力を日々鍛えることは、本当に大事なことだと思います。
【実例1】横断歩道で前を横切ってくるおじさん
最近、私が実際に体験したことをお話しします。
ある日、横断歩道で信号待ちをしていました。渋谷のスクランブル交差点のような混雑した場所ではなく、横幅にゆとりがある普通の交差点です。
信号が青になったので前に進もうとしたら、横にいたおじさんが、わざわざ私の歩く方向に体を密着させるようにして、斜めに横切ってきたんです。
正直に言うと、「なんでわざわざ前を横切ってくるんだろう」と思いました。人の歩く方向の前を横切るのではなく、後ろ側に回った方がスムーズに進めるはずなのに、なぜかわざわざかかとを踏まれる確率が高い前を横切ってくる。私にはその行動が理解できませんでした。
ここで「腹立つ」「ムカつく」と思うのは簡単です。でも、大事なのは自分の心を穏やかに保つことです。だから、私は解釈を切り替えてみました。
- もしかしたら、周りの人に気を遣うことを教えられていない方なのかもしれない
- 視野が狭い身体的な特徴をお持ちなのかもしれない
- 「俺が進むんだから周りが避けてくれるだろう」という考え方をお持ちなのかもしれない
そして、こう考えました。
「私自身も失敗することがある不完全な人間だ。だからこの方の不完全さも受け入れよう。1秒、2秒、3秒待って、通り過ぎるのを待ってあげよう」
そうすれば、私はいいことをしたことになるし、この1日も楽しく生きられるし、自分の人間としての成長にもつながる。つまり、自分にとっていいことしかない。「どうぞ、先に行ってください」という形で受け取ることもできるわけです。
実際、私はそうしました。
もちろん、すべての理不尽を我慢しなければいけないという話ではありません。腹の虫の居所が悪いときもあるでしょうし、急いでいるときもあるでしょう。でも、自分の心の反応に気づくことができる、認識することができるということが大事なんです。
【実例2】広告に「返金してほしい」というコメントがついた
もう一つ、私の実体験をお話しします。
私は広告をよく使うのですが、ある広告にこんなコメントがつきました。「買ったけど返金してほしい。このサービスは嘘だ」と。
事業をされている方なら分かると思いますが、真面目にやっている身からすると、「ちゃんと対応しているのに、なんで名前も顔も出していない人からこんな言いがかりをつけられないといけないんだ」とイラッとするのが正直なところです。誰だって、嫌なことを言われたら嫌ですよね。
普通の反応としては、ブロックして削除する、かもしれません。
でも私は、こう考えました。
「もしかしたら、本当にサービスが届いていないのかもしれない。まだ事実としては分かっていない」
最近は迷惑メールフォルダに大事なメールが入ってしまうことが増えています。実際、他のメルマガ会員さんから「迷惑メールに入っていて2通だけ削除してしまいました」という連絡をいただいたこともあります。
だから私は、その広告にコメントを返しました。「お名前やメールアドレスが分からないとご対応ができません。お手数ですが、弊社のお問い合わせフォームか、サポート専用LINEにご連絡いただけますか」と。
別に悪いことは何もしていないので、誠実に対応すればいいだけです。どちらが良い悪いではなく、もし向こうが言いがかりだったとしても、「こういったことが起こらないようにするにはどうすればいいか」という新しい問題解決のきっかけになる。そう解釈すれば、それはギフトです。
自分の理性で判断して、新しい行動をどう取ろうかと考える。それが大事なのではないかと思います。
日常で「プロアイレシスの力」を鍛える
日常生活でも同じです。
突然、自転車が猛スピードで突っ切ってきて危ない目にあった。明らかに違反だし、イラッとする。でも、他人の行動は残念ながらコントロールできません。
そもそも、自分の思い通りになるということ自体が、ありえないことなんです。
だから、イラッとして反応してしまう前に、一拍置いてみてください。「これはどう解釈しようか」「どういう判断をして、どういう行動を取ろうか」と、一つ考えてみて、選択してみてはいかがでしょうか。
この力がプロアイレシスです。
私たちはプロアイレシスの力を鍛えて、人生を快適に生きる「無敵な人」に一緒になっていけたらと思います。私も日々頑張りたいと思います。
まとめ
- 私たちのストレスの多くは「自分ではコントロールできないこと」が原因
- ストア哲学では「コントロールできること」だけに集中することを勧めている
- 理性を働かせて判断する力を「プロアイレシス」と呼ぶ
- 他人の理不尽な行動に対しても、解釈を切り替えることで心を穏やかに保てる
- すべてを我慢するという話ではなく、「自分の心の反応に気づく」ことが大事
- 日々プロアイレシスの力を鍛えることで、「無敵な人」に近づける
今日のストア哲学
人間の不完全さを受け入れる。誰かの恥知らずな行為に腹が立った時は、直ちに自問せよ。「では、恥知らずな人がこの世からいなくなることはあるか」と。そんなことはありえない。ならば、ありえないことは求めるな。
── マルクス・アウレリウス『自省録』第9巻42
それでは今日も、過去を悔やまず、未来を憂えず、今の最善に全力を尽くしてまいりましょう。
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